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スタートプリント、通称スタプリは塾生全員がその日の最初に使用する学習プリントです。
だいぶ前に遡りますが、百ますプリントを授業開始時に行っていました。目的は授業への入りを良くするためということが主なもので、計算能力向上を特に狙ったものではありませんでした。
ある授業の時に生徒が質問にやってきました。
先生、○○を忘れてしまいました。と、以前やったところを持ってきました。そこは何度も説明した場所だったのですが、こうやって以前のところは忘れてしまうのが普通なのです。昨日のことですら今日になったらできていないことも普通です。この当時私(現塾長)は、一講師だったのですが「生徒はやったことを忘れる、それを前提にしておかなればならない」と強く思ったのです。
「だったら、まず忘れないような頻度で確認すればいい」
そこで、それまで百ます計算だったものをミニテスト形式に改良。
さらに「どうせやるなら確実に力になるようにしたい」と思い必ず間違えた問題を直して帰るというルールにしました。
正直なところ、当初はごまかして帰る生徒もいるだろうなと思っていたのですが、これが過去を振り返ってもほとんどいない。いたとしても「やらなかっただろう」とひと声かけると不思議と翌日からさぼることがなくなる。おそらく全員がやって帰るので、どこかに自分に対する嫌悪感が生まれるのでしょう。直しは授業中でなく休み時間や帰りにするようにしているため、各休み時間になると講師のところに質問に行ったり、友達同士で確認したり、先輩に聞いたりと休み時間でも学ぶ姿が見られます。場合によっては先輩が後輩に教わっていることもあります。できないところはどんな生徒でも質問に行くようになるのもポイントです。また間違えた問題を放置しておかないという習慣付けにもなります。
現在、小学生の途中までは百ます計算です。
ご利用年数でも違いますが、小学6年生はほとんど算数・国語スタプリです。
中学生は数学が基本。中3生になると理・社が入ります。
毎回間違えた問題数を記録していますが、この数は同じ高校を受ける生徒同士の現状比較になりお互い刺激を与え合っています。また、適正にやっていると徐々に間違える数が減っていくので、生徒の自信にもつながります。数学嫌いだった生徒がいつの間にか、そこから脱却することも珍しくありません。「最初、数学嫌いだったよね?」なんて思い出し話が良くあります。
スタプリシステムにしてから生徒自身も「昨日やったような問題を間違えてしまった!!」と忘れてしまうから復習をしないとならないという気持ちが強くなってきたように思います。
スタプリはファイリングするようになっているので、いつ同じような問題で間違えたか確認できます。また苦手な問題の傾向もストックされていくのでテスト前の復習にも使えます(テスト前は特にテスト範囲を重視して問題を出したりしています。)。
受験知識としてこれは絶対できるようにしておこうという問題を特に選んでいるので、各学年から受験に向けた準備となっています。
下記は茨城統一テストの先輩たちの結果。中3受験直前のデータです(2月・1月時)。
黄色・・・塾内平均
緑色・・・テスト全体平均と塾内平均との差
※23年度1月分はデータ不備のためなし。
数学は平均点が5科の中で低めなのですが、AIゼミ生は比較的良好だと思います。これにはスタプリ効果も影響しているはず。
ちなみに理社も中3からですがスタプリ効果は出ているはず・・・
スタプリは毎年進化しています。より効果が上がるよう改良中。
新規で入ってきた生徒とそれまでやってきた生徒では、正答率や解くスピードに違いがあります。長くやればやるほど効果が期待できるツールです。速攻力よりも着実な力につなげることが目的です。
有効活用するために最後の直しは不可欠。
このため、スタプリ直しで残る生徒もおりますが、そこは保護者の皆様ご協力くださいますようお願いいたしております。
ちなみに学習時間の都合で国・英のスタプリはほぼありません。この2科については他の時間帯にパワーアップツールを用いています。
夏期講習会・冬期講習会では、午前中から来る生徒対象にスタプリお昼バージョン<昼プリ>も実施。
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