小学生も自立学習スタイル!!
中学生同様、小学生も自立学習型の勉強をしています。
中学生は予習メインに進めていますが、小学生は現在学校で習っているところを中心に、予習でやれる子は予習、復習メインで進める子と一人一人児童の現状に合わせたペースで勉強に取り組みます。科目によって多少取り組み方が変わってきます。
国語
国語では基本的に講師がマルつけをして、できていなかったところについてはヒントや解説をして再度考えてきてもらいます。その繰り返しで答えまでに至るまでの過程を身につけてもらうようにしています。
わからない言葉は辞書で調べる。低学年でも辞書を使って調べています。
算数
算数ではまず例題のページを見て学習を始めます。そこを読んでから問題に取り組みます。
例題のページを読んで解いて、わからないところがあれば、そこで質問に来てもらいます。
勉強においてここが実はかなり重要な部分です。特に小学生では読むだけでわかったつもりになりがちで、例題を解くという要素を飛ばしがち。ほとんど読んでいないで問題にいってしまう子もいます。
例題を解く→練習問題で確かめる→できていなかったり、忘れていたら例題に戻る(または解説で確認)→例題の確認や解説で確認できないときには先生に聞く。この過程をしっかり身につけることが中学にあがったときの勉強の進め方に大きな影響を与えます。
用語がわからなかったり、基本的なことであれば、教科書で確認。
算数や数学では教科書が辞書代わりです。
例題や解説で解決しないときは先生に聞く。
勉強の進め方が身についてきた児童(主に高学年)ではマルつけを自分で行うようにします。
マルつけの時に重要なことはズルをしないこと。また、いい加減なマルつけをしないこと。
自分で正しくマルつけができるようにしていきます。
マルつけ後に講師のところに持っていき、チェックを受けます。
このとき、講師はその〇や×について確認をとります。現状の学力に対して〇が多いとか、雑な〇つけになってないか、答えは〇だけど解き方はできているか等のチェックです。このチェック時にこちら側から質問することもします。
こういった流れで問題を解くことで、自分で勉強を進める力を養っていきます。
小学生の多くは予習をすることに最初は抵抗を示しがちです。
「(学校で)習っていないから」
という言葉出てきますが、
勉強の進め方が身についてくると自分で先に進めることに抵抗がなくなってきます。
この姿勢が身についてくると中学生になったときに予習で進めることが楽になります。
小学生の段階では予習が必ずしもいいわけではありません。
児童によって発達段階(理解力)が大きく違うからです。その学年で習うことがまだ十分に理解するだけのステージに達していないということがあります。そういった場合は、わかる段階のところ(復習)をしっかり身につけることの方が大事になります。
これらを踏まえて、「教える」と「自分で考える」時間的バランスをとるようにしています。
「自分で考える」ということが重視されていますし、確かにこの力をつけていくことは大きな課題だと考えます。しかしながら、考えるためには「知識」があることが前提になります。そのため、その知識部分については「教える」と「調べる」という要素で身につけるようにしています。
頭でイメージできないことは考えられないものです。
その子がどう考えているか、図にしてもらうとよくわかります。また、何が分かっていないかといったことも図を書くことでわかってきます。
子どものいう「わからない」には「何が」の部分が含まれていないことが多く、その確認にも図を使うことが必要になります。
問題文にある情報を整理し、どんな基本を組み立てていけばよいのか、そういった考え方の手順を身につけていくことで算数の力がついていきます。
※算数の項目として説明しましたが、他の科目でも共通の部分も多くあります。
英語
小学5・6年では科目になりました。
その結果、小学生のうちに習ったことは、中学生になったときに「できていること」として扱われるようになります。特に大きな問題となるのは単語です。小学生段階で600〜700語ぐらいが出てくるので、それらの意味がわかったり、書けるということが後々大きな差を生んできます。
もちろん、これら全てができている必要はありませんが、重要語句や頻出語句については読み書きや意味の把握はしておいた方が中学学習を進めやすくなります。
小学校では単語を覚えるとか文法について詳しく習うということをせずに中学につながっていきますので、単語や英語の学習を中心としてテキストを使って学んでいきます。テキストと同内容のICT教材を使い「音」の確認をしながら進めます。英語のテキストも最初は講師が丸つけを担当し、慣れてきたら自分で〇つけをしていくようにしています。もちろん、チェックをしますので、ただやりっぱなしということはありません。
スタプリ
塾に来て最初に取り組んでもらうプリントです。
その日の最初の授業の初めに全員に実施しています。算数が中心ですが、国語のときもあります。
スタプリは丸つけ後に返却して、間違いを帰りに直していくことになっています。
そのため、直しがある場合には終了後に残りになります。
絶対にできておいて欲しいことを問題にしているので、必ず直しをすることで使える知識が増えますし、そういった問題を繰り返し解くことにより、知識の定着をはかっています。さらに直しが終わった後に回収しておいて、RETRYプリントとして再度間違った問題を宿題として解いてきてもらいます(→1回直したぐらいではできないことが多いため、反復することで理解が深まります)。
テキストでもそうですが、1回だけでなく2度、3度と同じものを解くことで理解と定着を確認しています。
宿題
受講科目に関係なく、国語と算数の宿題を週1回出しています。
国語は漢字・語句のプリントと書写。算数はスタプリのRETRYです。
全部あわせても1時間程度で終わる内容なので、1週間あればそれほど大変な量ではないと思います。
【講習時間帯(平日)】
17:00〜17:50
18:00〜18:50
19:00〜19:50
20:00〜20:50
21:00〜21:50
通常時の講習時間帯は17〜22時の間です。
小学生は上記時間帯の中で、17〜19時のご利用が多いです。
1講習時間は50分。授業時間の間10分は休憩時間です。
土曜・日曜・祭日・年末年始・お盆は基本的にお休みです。
【科目とコース】
科目:国語・算数(1〜6年生対象)、英語(主に5、6年生対象)
1科目コース(基本週1回2時間)
2科目コース(基本週2回)
3科目コース(基本週3回)
小学生は1科から受講可能です。
科目数=週当たりのご利用可能日数となります。
日数内であれば受講日を自由にお選びいただく事が出来ます。
週単位で予定を作りますので、各自の都合にあわせたスケジュール作成が可能です
(ただし、専任講師の在籍曜日を考慮ください)。
1日あたりの学習時間は自由に設定できます。
直しや宿題未提出の場合に残りになることがあります。
小学生には3ヶ月毎に学力テストを実施しています。受講科目に関係なく国語と算数2科目の受験としています。
テストの返却時を面談としています。保護者様との二者面談になります。
なぜ学力テストを受けるの?
学力テストは難しいのでは?
難しくて点がとれないのであれば、そもそも必要あるの?と疑問をもたれることがあるかと思います。
以下、それらについてのご説明を。
学校のテストで点がとれていれば大丈夫?
「学校のテスト」では毎回きちんと点数がとれていたり、合格していると「勉強は大丈夫そう!」と本当なら思いたいですよね?
しかしながら、「必ずしもそうとは言えない」というのが本当のところです。
学校のテストは「単元テスト」と呼ばれるものがほとんどなのですが、この「単元テスト」は「単元の理解度」を測る為のテストです。単元が終わった後にその理解度を測るものです。範囲が限定されていて、準備をすれば点数をしっかりとりやすいという内容です。
とった得点がどうかと言うことが最重要であり、毎回きちんと点がとれていれば「授業の内容は理解できている」という事になります。
学力テストは「累積範囲型(今まで学習したすべて)のテスト」です。
比較的最近学習した内容であれば、まだ頭の中に残っているでしょうが、数ヶ月前、半年前、1年前の内容が出題されたらどうでしょう?当時と同じように答えることが出来るかどうか?
ここが学力テストが難しい(点をとりにくい)の原因です。
一度理解した内容も、時間が経過すれば忘れてしまうのです。
(実際、中学でも定期テストと実力テストで点差が離れることが多いです。たいてい、20〜30点、50点離れる生徒もいれば100点差にまでなる生徒もいます。)
子どもたちはその時理解出来たとしても、そのままにしておけばいつか忘れてしまいます。
分かると出来るは違います。出来るを維持しないとならないのです。
子どもによって忘れる内容と忘れる時期はバラバラなので、個々の状態をときどきチェックする必要が出てきます。
「学力テスト」は、子ども自身の現状を確認し、その現状にあった次のステップを設定してあげるための道具なのです。
過去に学習した内容を、時間が経っても忘れてしまってないか?
みんなが割と覚えている内容を、忘れてしまってないか?
「過去の学習内容を検証する」ためのテストということです。
新しく学ぶ内容と検証して復習した方が良い内容を並行して行うことが子どもたちの学力向上にとても大切なことなのです。
テスト後には帳票と呼ばれる結果が返ってきます。
帳票が返ってきたら…
気になるのはやはり点数や偏差値が気になるところです。
しかし、絶対に一喜一憂してはいけません。学力テストの目的は、過去の学習内容を覚えているか?忘れてしまっているか?を測る為です。また、単純な問題でなく、応用的な問題もあるので、基本はわかっているけど、それらを組み合わせて考えられることができているかということも測れます。どういったところを忘れていたり、力がついていないかを見つけることが一番の作業です。
解き直しをしたら、できる問題も多かったということもありますので、単に点数が悪かった=忘れていたということでもない場合もあります。
単純に点数や偏差値を重視してしまうと、子どものやる気を削いだり、勉強嫌いにしてしまう恐れがあります。どうしてその点数だったか、原因をチェックすることに重点をおいてあげてください。
そして、「ここができていなかったから、今度はここの勉強をしておこう」など、次のステップに進む材料にしてあげてください。出来ていなかったから出来るようにするという勉強本来の目的意識をもたせてあげましょう。
お子さんの「得意」「不得意」を確認して日頃の学習に活かしましょう。
塾でもこの得意不得意のデータを活かしていますが、ご家庭の学習でもこの傾向を把握してあげるようにしてください。
そして、得意分野は難しいことにチャレンジしてみたり、不得意分野はその根本の部分(基礎)に戻った学習をするなどアドバイスにつなげてあげましょう。
最後に、一番大事な「復習の材料」を見つけ、「次のステップ」を設定しましょう。
学力テストの問題も基本的なものから、応用問題まであります。そのときに全部できなければいけないわけではありません。小問分析表には正答率が出ていますので、その中で出来た方がいいものから復習していくようにします。優先順位をつけることで効率良く学習が進められます。
累積型のテストでは、このやるべきところ確認が大きな目的になります。
学校の長期休暇時に春期講習(春休み期間)・夏期講習(夏休み期間)・冬期講習(冬休み期間)があります。
小学生塾生は自由参加となっています。
こちらを受講せずに通常講座のみのご利用も可能です
季節講習では、短い期間にまとまって学習することができるため、これまでの復習や苦手分野の練習等にもってこいです。また、普段は1科目受講でもこの期間だけ2科目受講ができるため、普段学習していない科目の確認ができるメリットもあります。
春期・冬期は6日間程度、夏期は2週間程度の講習となります。
■速読解講座
■速読聴英語講座
こちらは主に中学生・高校生向けの講座です。小学生高学年からの受講も可能です。
併設の学童保育ご利用者向けサービスです
学童保育に関してはジュニアハウスあいくらぶをご覧ください。
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